小僧寿しのリストらと経営者の責任

 小僧寿しといえばイメージキャラクターの鉢巻太助で有名な、持ち帰り寿司のチェーンですが2006年にすかいらーくに買収されました。そして2012年にはイコールパートナーズ株式会社が、すかいらーくから小僧寿しを買い取りました。イコールパートナーズの社長の木村育生氏は32歳のときにゼネラル通信工業株式会社を立ち上げ、その後2002年2月14日に企業向けの通信料金の一括請求サービスを行うインボイスをジャスダックに上場させた人物です。

 

転職を余儀なくされる多くの社員

 2012年2月から小僧寿しの社長に就任し当初は売り上げを伸ばせば黒字になり、リストラや店舗を閉鎖する必要などないとしていた木村社長ですが現実は思うようにはいきませんでした。2012年12月時点での売上高は202億円ですが、上場してから最悪となる6.4億円の営業赤字を計上しました。その原因はテレビコマーシャルなどの広告費と、低価格商品の開発などの安売り路線が裏目に出たからです。木村社長が決断したのは大規模なリストラで、正社員169人のうち約4割に相当する66人が2013年2月で退職しました。

 

時代に合わなくなったビジネス

 さらに直営店も収益が薄い店舗を中心に50店以上を閉店し、北海道を中心に71店舗を展開する宅配ずしの「札幌海鮮丸」の売却と、13店を展開する回転ずし「活鮮」も数年以内に売却すると示唆しています。イコールパートナーズは2010年にインボイスが買収されたのを期に、自分の資産を運用する目的で設立された会社です。持ち帰り寿司の形態は回転ずしができたことや、スーパーがすしの販売を始めたことで年々売り上げを落としていました。

 

重い経営者の責任

 そんななかで外食事業を手掛けるのは初めてという素人の木村社長が小僧寿しを引き継いだ当初から、小僧寿しを再建することは難しく最終的には再び手放さざるをえないのではないかと懸念されていました。32歳という若さで会社を立ち上げ上場までさせた木村社長ですが、改めて企業は経営者次第と感じました。ハウステンボスやJALなど経営者が代わって、再建を果たした企業もたくさんあります。しかし経営者にその力がなければ、多くの従業員が転職をせざるを得ません。そでだけ経営者の責任は重いのです。

 

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